木造白色の美しい裸形像で、立派な法衣を着装しています。
鎌倉時代の名作と言われています。
光明皇后をモデルとして製作されたといわれ、めずらしい女身の裸形をあらわしています。指と指の間には曼綱と呼ばれる膜があり、この尊像に仮に礼拝し、たわむれに南無阿弥陀仏を一称すれば、 必ず救われるといわれています。
本尊は、50年に1度、お袴のお取替えを行うときに御開帳されていましたが、現在ではそれに因んで毎年5月に御開帳しています。
奈良時代の後期の作品(延暦2年(783年頃))
頭体部の主要部を榧(かや)の一木から彫刻し、内誇りはありません。頭部が小さめで、腰高の優美なお姿です。腰を左方に捻った身体の動きはしなやかで、身体の柔軟さが十分に表現されています。
特に裙の膝下に表された大波小波(本波式)がとても美しいと言われています。御頭に化身が付いております。
観世音菩薩の模作と言われています。
御頭に宝瓶が付いております。
高31.8㎝ヒノキの1本造り。行基(668-749)の像は 唐招提寺に2体(ともに重文)、西大寺に1体(重文)など、
県内に数点しかない貴重なもので、当時の作風を良く伝えています。
地蔵像には、右手に錫杖を持っている立像が多いが、 こちらは半跏像で珍しいとされています。